動物の適正な飼養管理方法等に関する検討会(第4回)傍聴

2019.8.30
動物の適正な飼養管理方法等に関する検討会(第4回)を傍聴しました。
1.飼養施設の設備構造、規模(ケージの大きさ、ケージの構造、床材等)
2.飼養または保管に関する従業員の員数(飼養頭数、事業所の規模、施設・設備の広さ)
3.保管環境、管理(温度、日照、屋内または屋外か)
4.疾病等に係る措置(隔離場所、健康診断)
5.展示または輸送方法
6.繁殖に関する回数、選定、方法
(ここはみな一番難しいと共通話題でしたが私的には簡単です。
ブリーダーがすべてを透明化すれば可視化できることです)
7.管理に関する事項(品種、個体発育状態、接触)
1日あたりのケージ内時間の設定など
8.その他必要な事項
広告表示、取引状況の台帳、1~7の項目で具体化、追加するべき事項がないか検討する

これらに関して有識者と環境省との会合でした。
中でも驚いたのが提供科学大学の加隈良枝准教授の
「ペットの値段が上がって買えない人がでてくるんじゃないか?」という発言です。
この数値規制が何のためにあるのかなぜしなければならないのかを
まったく理解していない無責任としか言いようのない発言でした。
私たち愛護家の気持ちを踏みにじる言葉であるし
その言葉に環境省の長田室長のフォローもしぶしぶ的な感じでした。
出席の各議員もみな同様に思ったようでした。
今回の有識者の選定はどういう基準なのか?
大学の教授ばかりで実態がわかるのか?
欠席した慶応大学の法務研究科や自然環境センター主任研究員など
どこから探してきたんだ?と思わせるメンバーで驚きました。
なぜ獣医師や愛護団体、ひいてはブリーダーやケネルクラブなど
現場サイドの人間がいないのか不思議でなりませんでした。

数値規制がなんのために存在しなければならないのかを
再度認識していただきたいメンバーばかりだと思いました。
そして彼らには決めることなどできないし
環境省のやってます感が出せればいいというようにしか映らなかった。

そして結局環境省が考えた各自治体ができやすいものに落ち着く
可能性がありそうだと感じました。
簡単な最低基準になることが一番避けたいと思いました。

今後のスケジュールは10月にイギリス、フランス、ドイツ現地調査
(イングランドの2018年施工のルーシー法の運用を伺うらしい?)
⇒次回検討会12月⇒2020年2月検討会⇒3月審議会⇒4~6月規則・細目の素案検討
⇒12月~2021年1~3月パブコメ・制定に係わる事務手続き⇒4~6月19日までに施工

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