茨城県動物指導センターへ行ってきました

茨城県動物指導センターに団体登録をしました。
ほんとうは7月に行く予定だったのですが
センターでパルボウイルス発生のため1ヶ月ずれました。
初めての茨城県でしたが行きは3時間で順調だったのですが
帰りが新宿合流地点で大渋滞。ほとんど動かず4時間かかりました。
この渋滞を避けられるかが今後の課題かもしれません。(>_<)
さて、到着してすぐに茨城県の現状についての説明を15分くらいレクチャーを受けました。

茨城の課題は住環境、自然環境、住民の意識の低さが相まって
野犬や飼い主のいない猫の問題が膨れているようです。
(それでも十年前と比べればかなり減っているのは全国同様です)
野犬や野良猫の多い地域や課題がわかっているのであとは対策だと思うのですが
職員39名で水戸市以外の全県内を担当するのは不可能であり
さらには各市町村や警察の協力がないと難しい。
この辺は県知事が率先して声をあげていかないとならないなと思いました。
質疑などのあとに犬舎へ。


ボランティアスタッフの学生といっしょに行きました。

こんな小さな踏切は初めて見ました。

外で訓練中の犬たち

学校などにも行けるようにしているとのこと
ココに出してもらえる子たちは幸せなほうです

ねこのWキャリアの子たち
発症している子とそうでない子がいました
やや持ち直した子もいるということでこの子たちの
お世話も大変だなと思いました。
出入り口には消毒液があり靴底につけて入ります。
白衣にも着替えました。

シャムの5兄弟すべて目に疾患があり
わずかしか見えていない子もいる。
遺伝性の疾患?ブリーダー遺棄?
背景はまったくわからないそう

犬舎の個室
ここは野犬でも人を噛んだり攻撃的な子がいるそうで
近くを歩いても襲われそうなくらい恐怖でした

ここから大部屋

当然ながらメスとオスは分けられています

しかし残念なことにメスの部屋で小さい体の子が
肩口を噛まれて絶命していたそうです。
これは業者が朝見て気づいたので実際は死因がわからないそうです。
噛まれたことが致命傷だったのか、噛まれたことによるショック死だったのか、
はたまた疾患がそもそもあったのか?
身体の大きさなどを考慮して入れているそうですが
事故は起こってしまったようです。

とにかくものすごい鳴き声です

人は会話ができません

190頭の犬たちの世話は業者に委託しているそうです。
確かに39名の職員では到底無理ですね。


すごい量のフードの空袋

ここから幼齢個体の猫の管理棟です。
2~3か月くらい?

こちらは1ヶ月~2か月?

こちらの段ボールが離乳前の子猫たちです

その数100頭あまり
最も多いこねこたちです。
中にはすでに亡くなっている子もいました。

その数100頭あまり

ミルボラがいないと救えない命たちです。
今回は1ヶ月~2か月の子を引き出してきました。
この子猫たちを救い出すには人的サポートがないと無理です。
ほんとうにかわいそうな子たちです。
でも私たちも限界があるのでできることからしかできません。

今回は以下の4頭引き出してきました。

クラーク動物病院で検査してみな陰性でした。

どの子も問題なく里親様に出せそうです。

 

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